眠れ、しょこたん
芸能通の友人の小宮山さんに教えてもらって 「しょこたん☆ブログ」を初めて覗いた (注目するのが遅い、と怒られました) タレントの中川翔子さん(=しょこたん 1985年生まれ)のブログですね しょこたんはすっごい多才な人で マンガ・アニメ、松田聖子をはじめとする80年代文化全般、ブルース・リー などなどにメッチャ詳しい 絵が上手 コスプレもやる ヌンチャクも使える そしてブログを一日に何回も(時には何十回も)更新する しょこたんはミスマガジンに選ばれた程だからもちろんキレイな顔立ちなんだけど 「美人」という呼称は彼女には全く似合いませんな その目はキラキラと言うよりギラギラ輝きすぎていて 少女マンガの主人公の目の「星」を無理やり実体化させたかのよう あ、だからといってしょこたんがチャーミングな女性であることに変わりはないですよ 「ギザかっこいい」(すごくかっこいい、の意)とか 「カワユス」(かわいい、の意)とか 「だよ」の代わりに語尾を「だお」にするとか 読み慣れていないとギザ疲れるんだお おでこに字を書いて上目遣いの表情を自分で撮った写真は恐いユス(恐ユス?) しょこたんのオタッキーな知識と技術は 小宮山さんのようにオタク的感性を豊かに持った人には確かに魅力的でしょうね でもぼくにはしょこたんがグロテスクな人造人間みたいに思えるんです 自分に手作りのケッタイな衣装を着せて 自分にブルース・リーの物まねをさせて 自分に聖子ちゃんの歌は最高だと言わせて 確かにそれは自分がやっているんだけど 自分が「やってる」よりは自分に「やらせてる」感じが圧倒的 でもね、決して虚像を造り上げているのでないってトコがミソなんだ だってしょこたんが造っているのは驚いたことに「真の自分」だから 寿命がもったいないから余り眠らない、というしょこたん うーん、ぼくは寝坊が大好きなんだけどなあ しょこたん、君の焦りは 若い頃の怠惰や過ちを取り戻そうとする老嬢のそれに似ている ほうら、ご覧よ 君がかざす手鏡には 「真の自分の姿」という奴がこびりついている 完成されすぎてしまって 成熟しすぎてしまった像だ だから、しょこたん、君の人生はもう終ってしまった うら若い女性であるはずの君は完成された設計図に従って 黙々と人造人間の製作に励み これからの長い長い余生をせっせと埋めなければならない 愛猫マミタスの夥しい写真が いつか訪れるマミタスの死のモニュメントの用をなすために撮られているように おおっ、こりゃ壮絶 どうしたらいい? 小宮山さん ぼくの提案は、しょこたん たっぷり眠ること 眠って眠って、眠り姫になること 寿命をムダにすることを覚えること そうすると「真の自分」から解放されて人生が戻ってきますよ ―だから、しょこたん はい、ぼくと一緒にパソコンの電源を落としましょうね はい、では歯を磨き、寝巻きに着替えましょうね はい、布団に潜りましょうね、マンガを持ってきてはダメですよ はい、では灯りを消します、(パチン)、おやすみなさーい
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